🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
「ちょうど、パトロールしてるって言うから、赤い屋根の小屋がある家の事を聞いたけど――――…見かけてないって…言ってた!もう少し範囲広げてみましょうか?」
「え!?もっと広く――――走るの?皇輝くん!走り過ぎじゃない?」
――――走りすぎって…たった五キロ…
「そうだ、あれから何か見た?手がかりになりそうな夢見てない?」
最近、俺の部屋で夜爆睡をかましている未來ちゃんだが――――珍しく夢は見ていないみたいだ!
「///えっ、と――――見てません…///へ、変な夢は…チラホラと…見ますが…///予知的なものじゃないのはわかるので…」
「おおお――――進歩してる!進歩してる!悪夢じゃない夢を見るなんて!改善されてきているわ!」
――――怖くない…変な夢?
「未來ちゃん…大丈夫なの?その夢…」
「///あっ…貴方が言わないでください!!!」