🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
頭を撫でると――――…
未來ちゃんの瞳から涙がポロリと…流れた。
――――え!?…な、泣いてる?
穏やかに寝ているものの…
瞳から流れた涙は…頬を伝い――――俺の慌てて伸ばした指に落ちた。
「――――この…涙はなに?」
そっと、耳に囁くも――――返事は返ってこない。
それでも…俺は未來ちゃんの小さくてか細い声を聞き逃さないように…身を寄せた。
「俺は――――未來ちゃんの見方だし…運命の人だと思ってるから」
ピクッ――――と、未來ちゃんの肩が動いた。
そ~っと、顔を覗き混むと…
そこには真っ赤な顔をした未來ちゃんが、ギューっと目を閉じて寝たフリをしていた。
「///寝て――――ないね?」
「////寝て…ます…」
声、ちっちゃ!