🕯️悪夢の神様🕯️
第10章 女王蜂の巣
「は?――――なんで、バ…バ…先生が?」
――――ヤバイ、ヤバイ…今、ババァって言うところだった!
「・・・・」
――――はい、“ババァ”って言おうとしたのバレてます!
「ゴッホン!――――では、移動しましょう」
「?」
何故か、嫌味ババァは未來ちゃんと学校を出て――――…
近くではあるが裏路地にある喫茶店に入った。
「さ、ここなら大丈夫…。ここは、馴染みの喫茶店なの…ほらメニュー…好きなの頼みなさい…」
俺は、間宮に促されるまま席に座ると、メニューを渡され戸惑った。
「ありがとう…ございます…」
間宮はマスターに珈琲を注文すると、右にならえで未來ちゃんも先生と同じものを注文した。
「じゃぁ、俺は…二人と同じ珈琲…と、ナポリタンに野菜サンド2つ…それと…手作りプリン3つ!」
「えっと……彼は遠慮ってものをしらないのかしら?」
――――お~、お~…眉間に立派なシワが出来てますよ~先生!