🕯️悪夢の神様🕯️
第11章 女王蜂のキツネ
移動している間に…中休みが終わったらしく…
廊下にいた生徒は教室に吸い込まれていった。
「未來ちゃん…河野さんは…まだ?」
「うん――――…チャイムと同時に…本番に入った…?これは…本番なの?」
「いや、何を言っているか全く分からないんだが……“本番”って…俺の脳は“アレ”しか出てこないんだが…」
――――アレと言ったらアレである!
男の脳ミソなんて…お恥ずかしながら…エロい事しか引き出されないんですけどぉ~!
と、そうこうしているうちに…
俺たちは、
“保健室”の前にたどり着いた――――。
「ベタだな…」
岳さんがしらけるような視線を俺に向けるが…
「ベタですが…中はとんでもねぇ~カオスらしいっすよ…」
「カ…カオス?――――えっ?まさか、この中に?河野さんがいる…の?」
間宮も…少しばかりたが、禁断のLの世界が繰り広げられているのでは?と…顔色は赤くなった。