🕯️悪夢の神様🕯️
第11章 女王蜂のキツネ
「――――嘘つき…」
え?
その言葉に…場が凍りついた…
俺はその言葉を発した未來ちゃんを見る。
未來ちゃんは桂をまっすぐ見つめ…
俺の腕を更に握る――――…
だがら、、、イたぃ!イたぃ!イたぃ!
力が入るのは分かるが!ちょっと、お嬢さん力の加減とやら…間違ってやいませんか?
「――――は?“嘘つき”って…何が?」
しかし、痛がる俺の事などガン無視で話は進む。
「――――復讐…なんですよね?」
桂の表情は変わらない…、しかし、未來ちゃんには確信があるようで……。
「復讐――――?未來ちゃん…誰が…誰への?」