🕯️悪夢の神様🕯️
第11章 女王蜂のキツネ
「“監督”と――――…河野さん…?とか…に…」
――――あれ?未來ちゃん――――?何故にそこが疑問文?
つ――――か!河野さんに?は?
復讐相手に、“河野さん”の名前が出てきて…間宮も岳さんも驚く。
「ちょ…ちょっと…どうして――――…どうして…河野さんに復讐?彼女は……桂先生に騙されて…使われただけじゃないの?」
間宮は未來ちゃんに向くと、あり得ない!と、はかりに否定した。
「――――河野さん…と…たぶん…中里さんも…です」
未來ちゃんは俺の腕を更に自分に引き寄せ――――…ギュットと目を閉じた!
「何を――――いってるの?あなた…」
桂が口を開いた、低く――――…でも、冷静な声だった。