🕯️悪夢の神様🕯️
第12章 愛って…なんだ!?
――――“愛って…何ですか?”
マジで…そこだ――――…
でも、この場では言えない……
桂は“愛”を盾に…
河野や…その前に売られた…中里を地獄に落としたのだから…。
“愛”は――――…そこまで行くと…
唯の“犯罪”である。
「えっと――――…へへへ、私も分かりません」
未來ちゃんは俺の視線が分かったのか…
間宮や鈴木には「分からない」と告げた。
「そう――――…そうよね…桂先生しか…わからないわよね…」
「まぁ、分かったからと言って…もう、昔のように笑う娘は二度と返ってきません…」
鈴木・父は諦めたように笑うと…キッチンに戻った。
俺の頼んだ、ハムカツサンドが出来たらしい。
多分――――…厨房で料理を担当する鈴木・母は…この会話を聞きながら――――泣いていると…思う。
娘のレイプの件は解決したが――――…
壊れた娘との生活は――――これからも続くのだから…。