🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
それでも、私は彼の悲しい顔は見たくなった…
だから――――「運転席側のタイヤに釘をあらかじめ刺して――――…タイミングを見ていたみたい!そのタイミングが明日!仕事先から帰る途中で…お父さんが事故にあうよ?!タイヤを点検して?黒い釘が刺さってるから!」
必死に訴えた――――…
それを聞いていた、彼の母親は私を気持ち悪い者でも見るように眉を歪ませる……
そりゃぁ、そうだ――――…夫の死を予言する子供だ…気持ち悪いし、憎たらしい…で、彼の母親は私の両親に苦情を言ってきた――――。
その日――――私は両親に怒られ、責められ…部屋から出てくるなと…閉じ込められた。
だが――――次の日の夜…
彼の父親は…会社の帰り道、
タイヤの突然のパンクによる、操作ミスでガードレールに激突し命を落とした。