🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
誰も助けてくれなかった――――…
理解もしてくれなかった――――…
信じてくれなかった――――…
ましてや…
罵られ…唾まで吐かれた!
私を恐ろしい顔で睨み付け――――背を向けた…
彼の母親こそが――――…父親を殺した犯人なのに……
でも、私は――――言えなかった。
言ったところで…誰も信じてくれないし…
証拠は…タイヤがパンクした瞬間に爆散し…事故現場に散らばり…もう、あの釘は…見つからない。
私が、彼に忠告に行った日…彼女は焦ったのだろう…計画がバレた?と、だから――――逆上し…私を責め立てた…
焦りを怒りでカバーしたのだ…
小3の私を悪者にしてでも――――彼女は捕まりたくなかった…
だって…
浮気相手との幸せな未来が…待っていたのだから…。