🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
私は…困っていた――――…
知り合いは…知り合いだが…
小3の時に別れて以来の彼に――――どんな顔をして会ったらいいか分からないのだ。
「えっと――――…」
皇輝さんも彼と私をど~したらいいか迷っている様子だ。
が、そんな微妙な沈黙が続くと――――…皇輝さんの後ろに誰かいると分かってしまうもんで…
「――――あ…もしかして…未來(みくる)…ちゃん?」
ビクッとなる私に、視線を向ける横沢君…
隠れる私をちゃんと見ようと身を乗り出す!
「ちょ…、君――――」
「未來ちゃん!俺――――俺だよ!小3まで、同じマンションに住んでた――――横沢 陽斗矢だよ!俺のこと覚えてる?」
皇輝さんが更に私を後ろに庇うけど、テンションの上がった彼はグイグイ来る!