🕯️悪夢の神様🕯️
第14章 過去の事件
「つ~か、未來ちゃんは――――こいつの事、知ってるの?大丈夫なヤツ?」
大丈夫かと聞かれれば、不安である…、彼の母親は私を“悪魔”呼ばわりして…悪いイメージをマンション中、学校中に植え付けて行った女性である!
「ちょっと……怖いかな…」
私は、皇輝さんの背中にピッタリと隠れながら呟いた。
「…怖い…か、夢絡み?」
頷く私に、皇輝さんは「そっか…」と、呟くと…彼に向き合った。
「えっと――――出直せる?今日は流石に…未來ちゃんもテンパる!な?」
皇輝さんは、横沢君を一旦私から引き離してくれるみたいだ!
「!え、あ…明日?」
しかし、彼は一刻も早く私と話をしたいみたいで皇輝さんの提案に…焦りを見せた。