🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
「あれは!――――あの件で俺たちだってあのマンションに住めなくなったんだ!事故だったのに…”殺される“って、変なこと言い出したのは未來ちゃんじゃないか!
母さんが怒るのも無理ない!自業自得じゃないか!」
――――違う!
助言はしたが――――突っぱねたのは彼らだ!
それに、未來ちゃんは彼にだけ助言したと言っていた!
それもそのはずだ…彼の父親を殺そうと企む母親になど…小3の子供が恐ろしくて言えるわけない!
幼かったお前が――――母親に口を滑らせたせいで、自分に疑いがかかることを恐れたお前の母親が…未來ちゃんが嘘を言って困らせるって…悪い子のイメージを作り上げたんじゃないか!
それで――――…
未來ちゃんは学校家でも――――…
居場所をなくした……
「じゃぁ――――…その後…未來ちゃんがどんな仕打ちを受けていたか…聞いても、自業自得と言えるのか?」