🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
『――――ここから動けないのか?』
横沢や少年は救急車と共に出ていったが
俺はとうしていいか分からず、キッチンから出ることが出来なかった。
――――まいった…これからど~したものか…
たが、体がふわりと浮いて…周りの景色がグニャリと歪んだ。
――――うゎ…
視界が無理やり歪んだことで…船酔いに近い気持ち悪さを感じた。
と――――…一瞬、キッチン意外の部屋も歪みのビションの中にあり…
居間のテーブルに保険の…契約書と印鑑…が見えた。
――――ヤバい…吐きそう…
目の前のビションは容赦なくグニャグニャと歪み俺の視点を狂わせる。