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🕯️悪夢の神様🕯️

第15章 嘘を重ねる女


目の前には心配そうに俺を覗き混む未來ちゃんの姿が…



「ハァハァ…ハァハァ……やっぱ…夢…」


「皇輝さん…うなされてました」



うなされていた…と、聞いて俺は未來ちゃんも同じ夢を見て嫌な気分になっているのでは?と、不安になる。


「夢――――そう、夢!未來ちゃんは…見た?」



「はい……でも、人が死ぬ夢じゃないので…ビックリしています」



――――いやいや、未來ちゃん…いっちゃぁ~なんだけど…死ぬ夢に慣れてませんか?



「えっと…どんな夢だった?俺と一緒の都合のいい夢?」


「――――えっと…横沢君のお母さんがブツブツ呟きながら…酷いことを言う…夢です」



――――おおお…一緒に見てたの?!




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