🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
「えっ、と…///――――はい、続けましょう」
「え――――~…もう、照れ終わりっすか?」
確実に照れていたのに、話を戻そうと手をパッと振り払われた俺はちょっとすねた。
「――――えっと、横沢君の事!見ましたよね?見えちゃいましたよね?」
――――あ~さっきの“恋人繋”なかったことにする気だな…
「うっす――――見たよ。あれ、横沢の母か…前の旦那に顔が似てきたから…って…動機なのか?」
夢の内容はそんな感じだった。
「はい――――…実際…横沢君は彼の実の父親に似てると思います」
「じゃぁ…ほら、薬品飲ました…弟?だっけも…前の旦那に似てるから――――巻き込まれたのか?」
俺は、横沢が薬品の誤飲で殺害されるさいに…弟に渡され飲んだ事を思い出す。