🕯️悪夢の神様🕯️
第15章 嘘を重ねる女
『キャアアアアアアアアア!』
女は悲鳴をあげると――――…長男の顔を踏みつけた!
『嫌々!嫌――――キャアアアアアアアアア!死ね!死ね!死ね!私はワルくない!悪くない!殺した旦那に顔が似てるお前が悪い!死ね――――!』
何度も踏みつけるが『なんで…お母さん』と、声はさっきと変わらず女に聞こえる。
『うわあわあああああああ!』
女は発狂しながらも…次男に手を伸ばし――――…地獄畑から次男を引っこ抜き――――…抱き抱え走った!
すると、遠目に出口と思われる扉が見えた――――…見覚えのある…自宅の玄関扉だと気がつき…女は次男を抱き抱えその扉を開け中に入った!
――――と、そこは…
普段通りの…穏やかな家…
『か…帰ってきた………』
恐怖から逃れた女は…次男を抱きしめ…大きくため息をついた…。
もう大丈夫…
と、助けたした次男の頭を撫で顔を覗きこむ――――すると、
助け出した次男は――――恐ろしい顔で女を睨み続けていた…。
『ヒッ――――!』
『人殺し……、お兄ちゃんを僕に殺させた…人殺し…人殺し…人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し――――』
『いゃ………キャアアアアアアアアア!!!!』