🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
「つ~か、マジで…マイナーなタイトルの映画おおいですよね?これなんて…マジで意味不明ですよ」
そう言って差し出したタイトルは…
“残業メモ子”
「あ~…それは恋愛ものだな…、濡場多目の作品だけど――――…意外としっかりとした恋愛ものだった」
「はぁ?これはタイトルから内容からアダルトじゃないですか?アダルトのコーナーっしょ!?」
――――ふっ、素人め…
「ギリギリ恋愛モノなんだって…騙されたと思って借りてみたら?――――あ、ただし…未來ちゃんと一緒に~…なんて思わないことだな!演技とは思えん…際どいシーンが多目の作品だから、童貞横沢の横沢がスタンディングオーベーションで暴れだす!」
「は?童貞の横沢って……俺――――童貞じゃないっすよ?しかも、彼女もいますから!」
――――お?おおおお?
「え?なに?――――なに?お前…彼女いんの?は?横沢の分際で?」
「どんな分際っすか!
……つ~か、未來ちゃんには…色々と悪いとは思ってますけど恋愛とか…そう言う気持ちはないですよ!
今回だって…別に見てもらって…アドバイスもらったぐらいですし…何をしてもらったとか…別に無くないですよね?
転校して、約10年…っすよ?俺だって――――///あれから恋愛したり、彼女だっていますよ!」
――――おいおい、知らぬはお前だけって…事だけどさぁ~
俺や未來ちゃんがお前の死亡フラグをへし折るために…どれだけお前の母親の闇を見たと思ってんだ……