🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
「さぁ、夕飯の準備ができたよ、皇輝君まずは手を洗っておいで」
「うっす!」
岳さんに言われ、洗面台に向かう。
チラッとキッチンに視線を向けると、未來ちゃんがサラダの準備なのか、レタスを手でちぎっていた。
――――やべぇ…キッチンに立つ未來ちゃん…極可愛…
「少年よ…鼻の下が床につく勢いで伸びておるぞ…」
「――――ハッ!変態三井!?」
慌てて鼻の下を手で隠すが、よっぽどだらしない顔をしていたのだろうか…
あの、三井がちょっと引いていた。
「つ~か、なに?飯食いに来たわけじゃねぇ~んだろ?」
洗面台に三井と行くが…
俺の問いに三井は「分かるかね…」と、少し眉を歪ませた。