🕯️悪夢の神様🕯️
第1章 深夜0時の事件
「やっぱり――――日本人じゃね~のな…」
覆面の下は…色黒アジアンテイストな見た目の人相だった。
ここ最近、見かける留学生風の客の一人だった。
「下見に来てましたか……」
この時間帯は、俺が一人で接客している事が多くそこを狙われたみたいだ。
「――――まぁ、俺が強いから…一人でも大丈夫って…事なんだけどね…」
強盗犯を見下ろしながら……俺は遠くから聞こえるサイレントに――――一応、ホッとした。
それからは、警察とのやり取りが始まるが――――…野次馬などで珍しくバイト先のレンタル店は注目を浴びた。
一段落したころ――――…店の外から通報をしてくれたあの、ほぼ常連の客の姿はどこにも見当たらなかった。