🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
とりあえず――――…
俺と未來ちゃんは一緒に悪夢へダイブすることを決めた。
が、何せはじめての試みだ――――ど~したらいいか全く分からない。
とりあえず…はぐれないように手を繋ぐが…無意識で放しちゃう恐れもあるので手首にロープでも、繋いでみる。
「手――――…放れたら…危ない…かな?」
未來ちゃんも同じことを考えていたのか…キョロキョロと部屋を見る。
「これ…使います?」
未來ちゃんは花束を飾るピンクのリボンを鞄から出した。
「うわぁ~…ピンク~エロぃぃ~」
「エロくないですよ!」
未來ちゃんは頬をプーッと膨らませて俺の手首にピンクのリボンを結び始めた。
そして、俺も未來ちゃんの手首にリボンを結んだ。