🕯️悪夢の神様🕯️
第16章 命の重さ
『ほらぁ~、私とここに来たかったって…言ってたじゃない?だから…来たのに――――楽しくないの?』
『た…楽しい――――よ?でも…なんか、円ちゃん…変だよ…///なんで、私だけ…下着なの?』
『だって…ラブホテルだよ?脱がない方がおかしいよ』
カメラでベッドにいる少女を撮影しながら――――加藤 円は笑い出す。
“脱がない方がおかしい”と、言うわりには…
自分はちゃんと制服を着ている――――。
(制服――――?中学…の制服?)
俺は、円の着ている制服の校章を見て驚く。
あの、名門女子中学の制服だったからだ。
バカな俺でも知っているほど――――有名なお嬢様中学の制服だ…
と、言うことは…
この、ベッドで下着姿でカメラを向けられている子も――――…?
2人の関係性に頭をひねる。