🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
「ほ…ほほぅ――――…」
未來ちゃんの足が止まり、到着したのだと思い目の前の家を見上げる俺の…第一声は…なんとも間抜けなものだった。
「――――叔母の家…です…。中学の時から…お世話になってて…」
「へえ――――…立派な家じゃん…和風モダン?モダン和風?どっちだっけ?よく分からんが……エモいっすね!」
――――エモいって、初めて使ったけど…使い方合ってるのか?
「エモいって……」
門構えからモダン漂うレトロ雰囲気の家――――大きい家だが…未來ちゃんの叔母さんって何者だ!?
すると、玄関が勢いよく開き!門も壊れんばかりに開いた!
「未來(みくる)――――!あんたっ、どこに行ってたの!無断で家を空けるなんて!今までなかったでしょ!?
まさか、ネットで知り合った――――何処の馬の骨ともわからぬ変質者とあってたんじゃ――――!って、ちょっと、貴方…ど~したの、灰だらけ?なに?ど~したの?――――まさか、火災…見えた?見えたから助けちゃった?もぉ~…それならそうと…私に言いなさい!一人で出ていくなんて無茶よ!」
――――よ、よくしゃべる…叔母さんだなぁ……って、未來ちゃんに顔似てる~?