🕯️悪夢の神様🕯️
第17章 真実の悪意
「――――マジか…」
俺は花束を片付け去っていく警備員のオッサンの背中を見ながら……呟いた…。
加藤 円のビションで…強制的に男に体を売らせていた少年事を思い出す。
野球少年は、円を好きになり――――自分の力で彼女を構成させると意気込んでいた。
しかし、円はその恋心を利用して…少年を地獄に落とし続けた――――その結果…
少年はすべてに絶望し…
オッサンたちに遊ばれた体を…ホテルの窓から円を見つめ飛び降りた…。
しかし、円には一切――――響かず…
「飽きてたし――――まっ、いっか」と、笑っていた。
俺は、上を見上げ…少年が飛び降りた窓の辺りを見つめた。