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🕯️悪夢の神様🕯️

第18章 面影を襲う影


「現状――――…教えないんっすね」


「教えても、両親は嬉しくないと思うから」



「私も、一度――――姉さんの家族にあったけど……無理!あんな…キチキチってした家族…無理だったぁ~」


――――キチキチっとした…家族かぁ…


私のせいでもあるけど…


私の家族は笑わない。


母は、いつもイライラピリピリしていて…誰にも隙を見せず――――完璧を志していた。


父は、常に完璧な人間だった。
話す相手の反応や受け答えの先を見て――――…自分に有利に会話を進める。

大学教授と言うだけあって…頑固で頭が固く、冗談は好まない。完璧な人間が世界を作ると思っていてる。


そして、妹のくるみ…

彼女との思いでは――――ほとんどない。


多分、私を恨んでいる。


私の夢のせいで――――ご近所から散々…心ないことを言われ…私が家を出る頃には…無邪気に笑う事はなくなっていた。







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