
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
「あっ、時間――――…」
時計を見ると、優雅に朝食を食べている時間はない気がした。
「私――――急ぎます!」
「おっ、おっす!」
皇輝さんもバイトが入っているのか、私より多く盛られたご飯をペロリと食べきった!
登校準備をすませ私と皇輝さんは一緒に玄関を出た。
いつもの行動――――いつもの…姿。
私と皇輝さんは…途中まで一緒に歩く。
「んじゃ、ここで――――…帰りはいつも通りっすか?」
「はい、そうだ――――今日、新しいコントのDVDレンタルされますよね?帰りにお店に寄るのでよろしくお願いいたします」
「///了解っす!」
そう言うと、皇輝さんは走ってバイト先に向かった。
大きい――――と、思っていた背中がどんどん小さくなっていく…
まっ、大きいと言っても…全盛期から約2年…筋肉は落ち、ペラペラだと…本人は嘆いている。
いや――――…大きい方だから…って、身長がデカイんだと思う…。
