
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
バッチーン!と、店内に響き渡るビンタ音に…私は「え?」としか、声が出なかった!
「ちょっ――――お客様!?」
店長の驚きの声が響き――――
「未來ちゃん!?」
と、皇輝さんがグラリと揺れた私の体をとっさに支えてくれた!
「――――なに…笑ってんのよ!なに、外に出てんのよ!何で、生きてるのよ!!!」
その言葉に…私は…
平手打ちをした客を見上げた……。
「――――どんだけ…迷惑かけたと思ってんの?何、幸せそうに笑ってんの?」
その客は――――プルプル震えながら私を睨み…怒りに震えていた。
「――――くるみ…?」
「え?――――知り合い?」
私を支える皇輝さんが…
客と私を交互に見る。
「――――私の…妹…です」
