
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
「な…なんだ……あの子…」
店長が、出ていったくるみをポカンと見送る。
「み、未來ちゃん大丈夫?」
皇輝さんが私を支え慌てたように支えるながら顔を覗き混む。
「だ…大丈夫――――です」
突然の平手打ちにビックリしたのもあるが…
実の妹にあんなに恨まれていたなんて……ショックだった。
「お、おい――――…凄い剣幕で怒って出ていったが……未來ちゃんの知り合いか?」
店長の言葉に頷き「妹です…」と、伝えると、
「え!?ええ?」と、驚いていた。
「皇輝!今日はもういいから――――未來ちゃんつれて帰れ!まだ近くにいたら厄介だ…!姉妹喧嘩も度を過ぎたらヤバイからな!」
皇輝さんは私を店長に預けて急いでスタッフルームに飛び込み――――帰りの支度をし出てきた。
「サンキュー店長!お先っす!」
「おう、気を付けろよ」
