
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
「それにしたって…なんで――――…」
美希さんは心配そうに私を見る…。
「わかりません…でも、妹は…私が引きこもりじゃなくなり…怒っていました」
「怒るって――――…なんで?引きこもりから脱出出来て喜ぶことでしょ?だって、あのままだと…未來ちゃん死んじゃってたよ!」
美希さんは私の…幾度となく倒れ、搬送すると言う生活に危機感を持っていた。
――――お願いだから寝て欲しい…
と、何度も部屋の扉の前で心配してくれていた。
「くるみは…そのまま――――死んでほしかった見たいです…」
「なっ――――!未來ちゃん!?」
あの怒りは――――…そう言う事だと…思う…
「あっ――――…そうだ、話は変わりますが…進路のことで…」
「ちょっ…変わりすぎ!な、なに!?進路?確かにそれも大事だけど!」
美希さんは、私が差し出したプリントを手にあたふたする。
