
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
「今から――――進学って訳にも行かないので…就職を希望します。いいですか?」
「いいですか?って――――…えぇ~…岳君…ど~思う?」
美希さんは少し困り顔の岳さんを見つめ更なる困り顔で聞く。
「就職かぁ……、なにかやりたい仕事でもある?」
岳さんの言葉に…少し考える……
「…ごめんなさい。就職って安易に言ったけど…まだ深く考えてなくて…」
私は――――“やりたいこと”がない自分に落ち込んだ…。
こんなの…
ちゃんと働いている美希さんや岳さん…
月子さんに――――失礼だ…。
