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🕯️悪夢の神様🕯️

第18章 面影を襲う影


「そんな顔をするなって未來ちゃん。
俺なんか…ボクシング以外…何も出来なくて2年も足踏みしてる…」



「そうだよ――――…今まで“将来”って事すら考えられなかった未來ちゃんが…やっと立てたスタートラインだ…ゆっくり考えな」



岳さんはそう言うと「お腹減ったろ?晩御飯にしようか」と、立ち上がった。


「え!?そんなんでいいの!?――――ちょっとぉ~岳君!」


美希さんは少し納得がいかなかったのか…先に話を進めたかったのか…バタバタと岳さんの後についていく。



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