
🕯️悪夢の神様🕯️
第18章 面影を襲う影
――――ぁ…
反則である…
そんな事を――――言われたら…
泣いてしまう…。
社会性も協調性もない…元引きこもりの私には…
もったいない――――…言葉だ…。
私は、皇輝さんの腕の中で…泣いた。
「あ…また、皇輝君が未來ちゃん泣かせてる…」
「これは…夕飯なしだな…」
「いやいや…なんでですか!?」
私は、こんな空気に感謝した――――。
「美希さん…岳さん…皇輝さん――――ありがとう…」
その日――――…
私は夢を見た…。
合唱コンクールに向かう都内の学校のスクールバスの…事故を…。
そして、
そのバスには…
くるみが乗っていた――――…。
