🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
「――――え?あれ?知らない…で…未來と一緒に行動してたの?あれ?」
「いや~店で――――未來ちゃんと話してて…俺が一目惚れして、うっかりキスしたら――――“アパート火事だから帰れ!”って言われて~…すげぇ必死な未來ちゃんに更に惚れ直している間に…よし、信じてアパート帰るかってなって――――走って帰ったらマジで火事で…住人に助けて…夜中に帰ってきた…みたいな?で、自宅の焼け跡から私物探して――――…今にいたる?」
「ずいぶん……ザックリな説明だけど……ん?君…未來ちゃんに…何…したって?」
岳さんが顔を真っ青にしてワタワタしている横で――――…美希さんが白目を向いている!
「キス――――?は?キス…したの?え!?キスって!!未來――――に?はあ?」
あ――――やべぇ…キスの事は黙ってれば良かった?
「ちょっ、ちょ…あっ!忘れてた――――キス!そうだ…私…店員さんにキス……されて――――…雷が落ちて…火災の映像が見えて…」
「あれ?未來ちゃん忘れてた?」
今の今まで忘れていたらしく…未來ちゃんは今になって慌て出す!