🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
生徒がバスに乗り込むと、年配の運転手が合唱部の顧問と話をし始めた。
顧問と運転手はどのルートで会場に向かうか話しているようだった。
『この時間帯だと――――…この道は混むので、迂回していきましょう』
『そうですね、昨日会場を下見したのですがそれがいいでしょう』
顧問と運転手の話はすぐに纏り『では、よろしくお願いいたします』と、二人もバスに乗り込んだ。
『この流れだと…――――迂回路で事故にあう…ってところだろうか…』
俺は、少し考えながら未來ちゃんの手を握った。
『――――たぶん…迂回路で何かあったのかも…』
俺は、くるみちゃんの学校と目的地を考える…が、まったく分からない!
そもそも、くるみちゃんが何処の高校に通っているのかも知らない!
しかし、あの制服は……
聖・百合丘学園(せい・ゆりおかがくえん)…か?
そこの生徒からファンレターもらったこもあったかも…?
セーラー服だけどスカーフの色が桃色なんだよなぁ、なんか――――エロいってイメージが…。
いかんいかん…脱線していた。
何処の学園かわかっても…場所が…わからん。