無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「お前――――マジで厄介ごと持ってくんのな？なに？何か恨みでもあんの？」



俺はくるみちゃんを連れてきた横沢を睨むと更に大きなため息をついた。


「厄介ごとって――――…は？あ…まさか…って！この間――――未來ちゃんその事叩いとかって…子…この子？マジか！？」



ちょうど横沢のいなかった時のゴタゴタだったが…それとなく耳には入っていたようだ。


しかし、そのビンタ少女が未來ちゃんの妹……と、までは聞いていなかったらしい。


しかも、横沢もくるみちゃんと…互いが昔、ご近所だった事を忘れているらしく――――…



「さっき…入口で声かけられて――――連れてきたんですけど…」と、何とも間抜けな仲介人に成り下がっていた。