🕯️悪夢の神様🕯️
第20章 居場所となる
踵を返し出ていったくるみちゃんに…俺は「二度と関わりたくねぇ~よ」と、呟いた。
「い…今のが――――くるみちゃん?なんか…小さいときと…全然違う」
昔の可愛らしいイメージがあった横沢は感じの悪い彼女の態度に驚きつつ…時間の流れは残酷だと落ち込んだ。
「ま――――マジで二度と関わりたくないってのは俺的にも賛成!
未來ちゃんには…これから幸せになってもらわないと!悪夢を見続けるのは…もう終わらせないと…」
いくらか良くなったとはいえ――――未來ちゃんの悪夢はリアルで…必ず…
人が死ぬのだ…。
なんにもの人の死を目の前に――――なにもできず涙を流し…眠れぬ日々が続くなんて…
理不尽過ぎる。