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🕯️悪夢の神様🕯️

第20章 居場所となる


「…なぁ、未來ちゃんは大丈夫なのか?」


横沢が心配そうに俺を見る。



「大丈夫――――俺が側にいるから」


そう言うと、横沢は店長と顔をあわせて「あっそ」と仕事に戻った。



多分――――あの人たちは変わらない…



「自分は悪くない、アイツが全部悪い!」と、言い聞かせながら生きていくのだ…



最初は…小さな言い聞かせだったが、徐々にその声は大きくなり…



思い込みが――――確信になる…。



彼らのなかで…




悪が完成する。

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