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🕯️悪夢の神様🕯️

第21章 ラッキーガール


「まぁ、授業料全額免除の数人しかいない特待生で――――勉強にしか興味ないって感じの子だったのに…枠が危ないって…やばくない?しかも子の時期に?」


「ヤバいよね?でも――――同じ大学受ける子にしてみたらライバル減ってラッキーみたいな?」



「でも、今の時期はマジでヤバいよね?」



噂話をしていた彼女たちは帰りの準備を済まし――――話をしながら教室を出ていった。


受験のライバル――――…そうか…大学を受ける彼女たちには一人一人がライバルに見えるのか…


私も「大変だなぁ…」と、呟き教室を出た。



下駄箱で靴を履き替え、私は校門をでる――――と、「お帰り~」の声に一瞬ビクッとなる。


「こ、皇輝さん――――なんでここに?」


「ランニングついでにお出迎え!」



確かに、彼はジョギングスタイルで私に手を振っている。


女子高の前に…ジョギング姿の…若い男…


身長もガタイも大きい皇輝さんはさすがに目立つ。


帰りの生徒が私と皇輝さんをチラチラと見てキャッキャッ言っているのが分かる。


///恥ずかしい…なんか、恥ずかしい!



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