🕯️悪夢の神様🕯️
第23章 魔女の頭
そんなくだらない話をしていると玄関の開く音がした。
「お!未來ちゃんお帰り――――…って、なんで変態消防士の三井も一緒なんだよ…キモイ」
「相変わらず辛辣だな!久しぶりでちょっとゾクッとしたぞ!///危なく変な扉が開きかけるじゃないか!少年よ!」
変態三井は未來ちゃんの隣で体を震わせ俺にウィンクした…。
――――ヤバイ…鳥肌が立った…
「ただいま――――…そこで偶然…」
未來ちゃんが三井の言動に一歩引くのが分かり、可愛そうになる。
「ほら、未來ちゃん――――変態から離れなさい…ガチムチホモ菌が写るぞ」
「写りませんよ…まったく――――三井さん、どうぞ」
優しい未來ちゃんは、変態三井を家にあげると居間まで案内する――――。
勝手知ったる他人の家…と、言う感じで三井は「邪魔するぞ」と入っていく。
「ちょっと、なんで三井を家に入れんだよ?あの格好は見回り中だろ?」
「聞きたいことがあったから…ついで」
――――聞きたいこと?はて?未來ちゃん…変態三井に何を聞こうと言うのだろうか?