無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

嫁発言に「そう！」と、機嫌を取り戻したイケメン店員はテキパキと予約したケーキを持ってきてくれた。


「ごめんね？警戒して――――俺の恋人……イケメンキラーって有名で」


――――イケメン…キラー……？その体格で？


少し罰の悪そうな顔で焦るふくよかさんはこの店の店長らしい…ぷっくりした体型はケーキ屋さんってイメージがお似合いでなんだか和んでしまった。


「イケメンキラーって言ってるのは尚吾さんだけだよ！祐くんも総くんも聞いたことないって――――言ってた！」


――――あら、やだ…この店長さん可愛い♪



「それに、奥さんいるみたいだし――――ね？大丈夫ですよ！」



――――あら、やだ！「ね？」の言い方可愛い♪



そんな事を思っていると…イケメン尚吾さんの目が鋭く俺を睨む…。



「大丈夫っす……俺――――…そっちの趣味無いんで～…」



と、ケーキを受け取りそそくさと店を出た。



と、出る瞬間に――――入ってきた客とすれ違い様肩がぶつかった！



「あっ、すみません！」


「――――いえ…こちらこそ…ごめんなさい」



と、次の瞬間――――肩にビリッと電流が流れた！？