
🕯️悪夢の神様🕯️
第24章 誘惑
なんだか――――すごく…違和感があった…
不安?
そう――――不安に似ている…
「未來、大丈夫――――?さっきからボーっとしてるけど…」
「!あっ、うん――――大丈夫…ごめん仕事中にボーっとして…」
黒羽さんは軽く食事をして店を出ていったが…
彼の言葉を…つい考えてしまう――――…
“助けになりたい…”
助けって――――…助けって……何を?
私の能力を知ってる?――――いや、そんなことはないはず…
彼とは最近知り合ったばかりの…お店の利用客…の――――はず…
それに、私の能力は…私自身でどうにか出来るものじゃない…
不思議だが――――…
皇輝さんじゃないと……助けられない……
