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🕯️悪夢の神様🕯️

第3章 新生活と下心


大きくため息をつくが――――…誰もいない部屋に溶ける。


「まっ…いつか――――元通りにしてやるから…それまで我慢してくれ」


一応、鋏に頭を下げ――――敷かれた布団にダイブする!


パフッ――――と、体を布団に包み込まれ俺は久しぶりにホッとした。


ゴロンと天井をみると――――始めましての昭明に唯一見えている左目が反応する。


「――――半分…眩しい…」


変な表現だが…


俺のなかでは当たり前になってきている。


朝の光も――――


昼の光も――――


夜の光も――――…



俺には全部半分…だけ…眩しい。






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