🕯️悪夢の神様🕯️
第24章 誘惑
学校につくと――――…泣き腫らした目をそのままに…
くるみは教室に向う――――……。
教室に入ると、さっきまで会話していた音が一瞬ピタリととまり…くるみを見てサッと視線を反らす――――そして、何事もなく無かったように話し出す。
ヒソヒソとくるみを見ながら影口を言うグループもあり…
教室の雰囲気は悪くなった。
『――――目…腫れてない?受ける』
『空気がよどむ…』
『いや、マジであり得ない』
歪んで聞こえるが――――…くるみの事を言っているのが分かる…。
あからさまな影口…
冷ややかな視線…
嫌悪感や不快感…が教室から伝わる。
――――くるみ…?