🕯️悪夢の神様🕯️
第1章 深夜0時の事件
今から一年前の…
大学3年のインターハイ決勝…
相手の拳が俺の右目にヒットし――――…
目の前が真っ赤に染まった。
リングから降ろされ――――…早々に運ばれたが、大量の出血と…突き刺すような痛さと、内側から押されるような…反発するような熱さに――――悶え苦しんだ…!
そして、運ばれて一時間後に…
試合と選手生命の終了を聞かされた。
原因は――――…
右目の失明。
笑えない状況に俺だけ一人…泣き笑った。
プロにならないかと…監督から話をもらっていたが――――その話も…流れ…
俺は大学を辞めた。
通う意味が――――無くなったからだ…。
それからは、バイトをして生活している。