🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
「で――――…未來ちゃんは…エスパー的な?江原…三輪的な力がある…スピリチュアルな子なのかな?」
「――――いえ……そんな…予知夢を…みる程度です」
――――ほぅ?予知夢!
「いやいや、な~んにもない俺にしたら…“予知夢”カッコいい~ってなるんだけど?」
「カッコいい――――…って、ものじゃないので……こんなになってます…」
未來ちゃんは、引きこもりの事を言っているのか…自分を指差す。
「小さい頃から……見てて――――…怖くて寝れなくて…でも、我慢できなくて寝ると…見ちゃって……
ほとんどが誰かが死ぬ夢で…それを両親に言ったら――――…気持ち悪がられて…」
――――ほら…ここでも子供の心を握りつぶしたのは…
親だ――――…。