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🕯️悪夢の神様🕯️

第26章 悪夢の結果


虐めの件は――――学校と藤橋家のグズグズの裁判の真っ只中で…


虐めた生徒全員を対象に裁判は何年もかかると言われている。



藤橋家はくるみちゃんが虐めを受けていると信じたくなかった――――と、悲痛な訴えをしているが…


見てみぬフリをしようとした藤橋家の両親も同罪だと俺は思っている。


ちなみに――――…くるみちゃんは…地方の精神病院に入院している。


1ヶ月…クラスメイトの無視や暴言、大なり小なりの物理的な虐めの数々に…糞メンタルの彼女は心が折れたのだ。


自分は実の姉に――――あんな酷いことを言うくせに、それが自分に向けられたら…弱いらしい。



「お嬢ちゃんの妹だが、いい場所にある病院で心のケアをするといっていたな?少しは、よくなったのか?」



十勝の言葉に俺は焼き鳥を一本口に運び…「知らねぇっす」と、答えた。


「あれ?やけに冷めているなぁ――――彼女の妹だろ?」



十勝は俺と未來ちゃんの関係を勝手に推測してそう言う。



「///まっ、まだ、彼女じゃないっすよぉぉ~!」



照れるじゃないっすか~!結構、いい感じなんだけど…なかなか前に進まないっすよぉ~!



心の中でデレデレしていると、見透かされたのか…十勝と三井が一歩引いた。


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