🕯️悪夢の神様🕯️
第26章 悪夢の結果
「そう言えば…松原君が言っていた『復讐コンサルタント』ってヤツだが――――…警視庁のサイバー犯罪調査の部門が、見つけたよ。
かなり、ガチガチのシステムだったけど…何とか…合唱部の生徒の供述でやっとこさ探し当てたって感じだ。彼女は…たまたまそのサイトに行き着いたらしい――――…」
俺は、過去の依頼内容が見れたか十勝に聞いたが、十勝は首を横にふった。
サイトは見れるが…中まで入ることは出来ないらしい。
「なんだよ~…余罪いっぱいあると思うぞ?」
俺は、運ばれてきたレモンサワーに手をかける!
と――――次の瞬間…
バチっ!と、指先に電流が流れ――――視界がグニャリと歪んだ!
――――ビション…?なんで…
すると、頭のなかにモワァッっと…黒い人影が浮かび上がる。
『勝手に記憶を読む君だから――――…こんな事が出来るんだと思うと…世界が広がるね…
『復讐コンサルタント』だけど…当分は休業だ――――警察に目をつけられたからね…それに、大事な駒の精神状態も良くない……パートナーの戸次も上手に雲隠れしちゃって…使い物にならない。
依頼は腐るほどあるけど…お金に困っていないし…ちょっと休憩だ…、残念だが――――君とは一度話をしてみたかったよ…』
一方的に頭に流れてる…誰か分からない男のビションに俺は気持ちが悪くなり…口元を押さえる!