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🕯️悪夢の神様🕯️

第27章 【最終章】続く悪夢と現状維持


俺はそんな未來ちゃんを抱き締め…頭を撫でながら…お笑いのDVDを最後まで見た。


そして、眠気に負けた俺も――――…未來ちゃんと手を繋ぎながら隣に横になる。

コロンと布団に身を投げると、フワッと沈む布団の気持ちよさに、俺はそのまま瞳を閉じる。











グニャリ…と、視界が歪み…


俺と未來ちゃんは悪夢の中に立っていた。




今回の悪夢は――――交通事故…。


路上ライブ中の駆け出しアーティストに、高齢者ドライバーが突っ込み…亡くなる――――と言うものだった。


駆け出しのアーティストだったのが幸いしたのか…観客は少なく…犠牲になったのは路上ライブをしていたそのアーティストだけだった。


アクセルとブレーキを間違えての…よくある…操作ミスである。


よくあることだが…あってはならない…ミス――――。



ミスで片付けられない…



青年の人生も夢も――――…未来すら…引き殺したのだ…


年配ドライバーの…危機感は…ど~なっているんだ!



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