🕯️悪夢の神様🕯️
第3章 新生活と下心
「シー」のジェスチャーで静を要求された美希さんだが手招きで呼んだ岳さんに…俺たちの姿を見せ――――何故か喜んでいる!
「――――これは…これは…」
岳さんも俺たちの姿を見てそう言うと、嬉しそうにしている美希さんの肩を優しく撫でた。
「えっと、皇輝(こうき)くんだっけ…動けそうなら…居間で話さないかい?」
――――あれ?俺ってば…殺される?
なんて、冷や汗がでるが…俺は頷いた。
「未來ちゃ~ん…ちょっと…席はずしまぁ~す!」
小声で宣言し、俺は繋いでいた手を放し彼女の頭も枕に移動させた。