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みせてあげるね。

第1章 上司


一体何杯飲んだのだろうか。
体がふわふわする。

あれよあれよと言う間に二次会に出席し結構な量のお酒を飲んでしまったらしい。

「お前、飲みすぎ」

ちょっと気を抜くとフラッとしてしまいそうな私の隣に小谷さんが立って笑った。

「だって美味しいんだもん。あー、いっぱい飲んだー」

たくさんお酒を飲んだからかちょっぴり眠たくなってきた。
ふわっとあくびをしたときによろけてしまった。すると隣りにいた小谷さんが私の肩を抱く。

「おっと。ほんとに大丈夫か?」

ドキッ

肩を抱くとか・・・やめてよ、ドキドキする。

「大丈夫、大丈夫!」

平然を装ってそう言うが心臓がばくばくしてる。

「家まで送る」

小谷さんはそういうとタクシーを停め乗り込んだ。

「大丈夫なのに・・・」

しぶしぶ私も乗り込む。

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