
がーるず・らぶ 里美と結の場合(R18)
第16章 現実は、まだまだ厳しい、かもね?
・・・・・・。
・・・・・・・・・あれ?
・・・ち、ちょっと・・・
………………え、え〜っと……(汗)
ちょっと、待って。
「まあ♡とってもお似合いですよ♡」
い、いや、まあ、その、なんだ・・・。
私もいちおー女性ですので、あなた方のお化粧テクと、着付けテクを駆使すれば、
それなりにはなるとは思ってましたが。
こ、この格好は………。
私は目の前の大きな鏡を見て
思わず息を飲んだ。
(こ、これが・・・わたし・・・?)
私の前にある大鏡には
しっかりメイクを施され
淡い青色を基準に製作され、
世の中の女性たちの夢のひとつを担い、
基本的には一生に一度だけ、
イベントの為だけに袖を通すであろう
ある意味最高の洋服なのは間違いの無い
それを………。
綺麗なウエディング・ドレスを身に纏った
私が、いた。
